今日のひと言(バックナンバー)

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5月9日 昔のパチンコを振り返ってみる・・・

昔の遊技台を振り返ってみるのコーナー。今日はスロット編です。メーカーは平和さん。今は「平和のスロット=オリンピア」になることが多いんですが、こちらの機種は平和さんでのリリースみたいですね。

『大江戸桜吹雪2』(平和)

「2」ってことは「1」もあるのかと思いましたが、P-Worldさんでは出てきませんでした。謎。
ちなみにこの機種に同時期にあったのは「リアルボルテージ」「ドンちゃん2」「梅花月」「アラベスク」など。どれも懐かしす。

さてこちらの大江戸桜吹雪ですが、4thリールを搭載したAタイプ(ノーマルタイプ)の大量獲得機です。4thリールはストップボタンで停止するのではなく自動で止まるやつ。大花火の鉢巻きリールと同じで演出の一環ですね。

ボーナスはBIGとREGで、BIGは「ノーマルBIG」と「スーパーBIG」の2種類。15枚役をガシガシ獲得することで枚数が増えますが、右リールに「7」を狙うか「BAR」を狙うかの2択になります。で、ノーマルBIGは2択に当たらないと15枚を獲得できませんが、スーパーBIGはナビが出るので必ず15枚役を獲得できるので600枚オーバーも狙えた機種でした。

ここまでが普通の機種説明。ここからは僕の記憶を頼りにこの台の特徴をご説明いたしましょう。

たしかこの台、4thリールが基本的には小役ナビですが、それ以外にもキャラが出てきてお喋りしながらチャンスナビをする演出がありました。『大江戸桜吹雪』っていうタイトルなので出てくるキャラは

金さん(遠山の金さんですかね)
町娘(モブですかね)
越後谷(悪役の鉄板ですね)

この3人がわちゃわちゃとやるわけですよ。

町娘「金さーん!」
金さん「おうおうおう!」
町娘「頑張って!」
金さん「任せな!」
金さん「おうおうおう!」
町娘「お願ーい!」
効果音「ジャキーン!」
金さん「どんなもんでぃ!」

4thリールが回ってこのセリフを言うだけなので金さんと町娘が何をしているのかは理解不能ですが、こんな感じで演出に成功するとボーナス確定です。まあ20年以上前の機種ですからね、演出がチープなのは仕方ありません。
ボーナスを揃えてBIGだったら、4thリールで「ノーマルBIG」か「ハイパーBIG」かの演出です。

金さん「おう!」
金さん「おう!」
金さん「おう!」
金さん「おう!」
効果音「デデン!」
金さん「スーパーBIGでぃ!」

ほんの数秒で演出は終わります。今の台も見習ってほしい。他にも越後谷さんとのやりとりがあって、

町娘「金さーん!」
金さん「任せな!」
町娘「頑張って!」
金さん「あらららら(;´Д`)」
越後谷「ふっふっふ」

(相変わらず何をしているのかは不明)
こういうハズレパターンや

越後谷「ふっふっふ」
金さん「じゃかぁしやい!」(やかましいと言ってるのか)
金さん「任しとけ!」
金さん「おーーーーー」
効果音「ジャキーン!」
金さん「打ち首獄門!」

他の機種だとバトルに勝利で「WIN」になりますが、この機種では越後谷が「打ち首獄門」になります。越後谷さんはどんな悪事を働いたのでしょうか。
ちなみに「打ち首獄門」とは江戸時代におけるかなりランクの高い死刑パターン。
普通の死罪は打ち首(斬首)されるだけですが、獄門というオプションが付いているので斬首した首が晒されたうえに財産没収&葬儀禁止という極悪非道な刑です。
そんな刑を執行することでボーナスが確定するこの台、なんてバイオレンスなんでしょう。

と、演出面でかなりぶっ飛んだ……というか「打ち首獄門」は今の台では作れないんじゃないでしょうか。
そんな『大江戸桜吹雪2』は4号機なので実際に遊技することはできませんが(ゲーセンとかに設置あるのかな)YouTubeなどには遊技動画が残ってますので、懐かしいスロットを見てみたい方は検索してみましょう。