今日のひと言(バックナンバー)

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5月12日 『座敷わらし』とは・・・

昨日の続きです。昨日のお話は記事下の「過去記事はこちら」からご覧いただけます。

夜中(朝方)になると聞こえる謎の音の正体は?

「あれはきっと座敷わらしだよ」

恐怖でもバッチリ眠れた翌朝に嫁殿が言いました。心霊現象なのか、はたまたポルターガイストなのかと怯えていた僕とは正反対のポジティヴな見解です。

「遊んでほしくて存在をアピールしてるんだよ」

嫁殿が座敷わらし説を重ね掛けしてきます。だがしかし、『座敷わらし』とはお座敷や蔵に住む妖怪。新築一戸建てに出没することがあるんでしょうか。
まあ本当に座敷わらしだったら幸運を運んでくるらしいので良いことですが。

それから数日。勇気を出して謎の音が聞こえる方を見てみましたが座敷わらしを発見することはできず。
そんなある日。遅番だった僕は昼過ぎに目覚めてシャワーを浴びるべくタオルと着替えとスマホを持って階段を下りる……ときに足を踏み外して転げ落ちてしまいました。その際、なぜか手に持っていたタオルと着替えとスマホを守って肘を強打(スマホはともかく、タオルや着替えなんて放り出してもよかったのに)
ひじの骨にヒビが入る怪我をしてしまったのです。

「大丈夫?」

と僕を気遣う嫁殿。

「きっと座敷わらしがイタズラしたんだよ」

たしかに座敷わらしはイタズラをする妖怪、だが待ってくれ。これがイタズラですって? 怪我しちゃったんだから傷害罪ですぞ? 慰謝料発生するレベルですぞ? 実際に医療費かかってるワケだし。こちとら診療代と処方箋で3,000円くらい払ってんだ。こうなりゃ請求書をおフダみたいに貼り付けておいたろか。

やっぱりやめましょう。妖怪にケンカ売るほど馬鹿じゃないですよ僕は。

「座敷わらしは子供の妖怪だから、お菓子をお供えしてあげれば大人しくしてくれるんじゃない?」

と嫁殿。なるほど、このままイタズラがエスカレートする前にお菓子で懐柔する作戦ですな。
常備していた子供用のお菓子をクローゼットの上の棚に供え、下の子(5歳)と一緒に寝る前にお祈りを捧げてから(何の祈りかは不明)眠ると……

なんと、それ以降はパッタリと音が鳴らなくなりました。ウソのような本当の話。あれは一体なんだったんでしょうか。

……ところで

もし本当に座敷わらしのイタズラだったのなら、その子はもう我が家を出て行ったということでしょうか。お菓子をあげたから満足して他の家に行ってしまったのでしょうか。

座敷わらしの伝承にはこんな話があります。

「家の盛衰を司る座敷わらしは福の神のようなもので、座敷わらしが住む家は栄え、座敷わらしの去った家は衰退すると伝えられている」
古く、『遠野物語』には、座敷わらしが去った家の一家が食中毒で全滅した話が残っている、と。

夜中(朝方)に聞こえていた音の正体は座敷わらしのイタズラだったのかはわかりませんが



あれ以来、床を叩く音は聞こえてきません。